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■<商品開発>FIELD OF UTILITIES   →REFERENCE

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内   容

12/Dec/2011

PCB処理

<光触媒でPCB混入廃トランスの新規抜油洗浄技術確立、廃油は清浄化され繰り返し使用でき廃水ゼロ>
エコプライズは、光触媒でポリ塩化ビフェニール(PCB)を洗浄処理する技術を確立した。酸化チタンを含む洗浄液にPCBを含む油が付着した変圧器を投入して光を当て、100平方センチメートルあたり2―3ミリグラムあるPCBを0・1マイクログラム以下にする。2012年3月をめどに事業化する。同技術はライフサポート(茨城県境町)と共同開発した。洗浄液に光を当てると活性酸素が発生し、変圧器の壁に付着したPCBをはぎ取る。はぎ取ったPCBは洗浄槽の上部に浮くため、収集して焼却処理する。光触媒による洗浄は溶剤の交換や防爆設備が不要なため、有機溶媒を使用するPCB洗浄よりも処理コストが低減できる。
*エコプライズ 

05/Dec/2011

事業展開

<建造物への光触媒・遮熱ガラスコート事業をアジアで本格展開、販売から施工まで一貫管理体制を構築>
石原産業は、建造物への光触媒・遮熱ガラスコート施工でアジア市場展開の本格化を計画している。同社はガラスに特化する形で、防汚用光触媒コートおよび遮熱コートの施工を日本で手掛けてきたが、「アジアでもコーティング剤の販売だけでなく施工まで一貫管理する体制を構築し、優れた機能を強みに標準化を図るべく取り組みを強化していきたい」(廣部義夫機能材料営業部長)。すでに光触媒コートでは、シンガポールなどでコンドミニアムや企業ビルで試験し良好な結果を得られていることから、今後は住居や企業ビル、空港など大型物件の受注も視野にアジアでの施工体制を強化していく予定。
*石原産業/11/29/2011化学工業日報

05/Dec/2011

内装コーティング

<金属やタイルなど無機物の表面に高い密着性と膜強度を保つ内装向け光触媒コーティング>
光触媒利用の環境改善機能素材を手掛けるベンチャー企業、カタライズ(川崎市)は、内装化粧板、スチール家具、電化製品筐体などの光触媒コーティング事業に進出する。このほど、金属やタイルなど無機物の表面に塗布したときに高い密着性と膜強度を保ちつつ、光触媒効果を発揮する光触媒液の新製品「ヒカリアクターHシリーズ」を開発したもの。これまでは、衣類などの繊維用や壁紙など有機物に塗布する製品を品揃えし販売してきたが、同社として新たな領域に乗り出す。Hシリーズは12月からサンプルワーク開始し、業務用の新たな柱のひとつに育成する。
*カタライズ/11/30/2011化学工業日報

21/Nov/11

抗菌・無臭包丁

<堺の刃物メーカーが大手企業の特許技術で「抗菌・無臭包丁」を開発>
堺の伝統産業である刃物の製造販売を行っているマック株式会社が、化学製品を販売している富士化学株式会社(大阪市都島区東野田3-2-33)と連携し、通信システム・情報処理システム等の製造・販売等を行っている富士通株式会社(川崎市中原区上小田中4-1-1)が保有する開放特許技術である「光触媒チタンアパタイト含有薄膜」を活用して「抗菌性・無臭等の効果のある包丁」を開発した。光触媒チタンアパタイトは、菌を付着し分解する機能性材料で、金属製品に応用されるのは世界初となり、現在、量産化・販売に向けた開発がすすめられている。この製品開発は、堺市産業振興センターが大手企業の持つ特許の活用を図ることで、市内中小企業の新たなビジネスチャンスの機会を創出した事例。
*堺市産業振興センター 

31/Oct/11

技術展望

<注目したいCO2原料化技術への挑戦・水を光触媒で分解して水素製造できる様になると、化学工業の姿は根底から覆る>
石油など化石資源に依存しない化学原料製造プロセスの開発は、21世紀の化学技術における最重要テーマとなろう。セルロースなど植物資源を原料とするバイオマスプロセスとともに、水や二酸化炭素(CO2)から有用な化学製品を供給できれば、究極のグリーン・サスティナブルケミカル(GSC)プロセスということになる。経済産業省は来年度から、CO2原料によるオレフィンなど基幹化学品の技術開発に着手する。日本経済の再生には世界をリードする技術を背景とした新たな製品・サービスが待たれている。第4期科学技術基本計画でも政府予算の増額が打ち出され、産官学連携による技術開発の強化が模索されている。一方で、政府の技術開発プロジェクトも出口が見えやすい応用研究が増える傾向にあり、「目先の研究ではなく、企業が手を出せないような長期かつハードルの高いテーマに挑戦してもらいたい」という注文が出ている。イノベーションによる競争力強化は化学工業にとっても喫緊の課題で、そのキーワードはGSCにつながる技術・製品・サービスに集約されるだろう。すでに日本の化学企業が得意とする高機能材料や部材では、より性能や機能を高めるとともに環境負荷低減を目指した技術開発にしのぎを削っている。その基盤となる基礎研究や評価技術では産官学連携の取り組みが具体化しているが、長期的な原料問題に挑戦するには国が主導することが不可欠となる。経産省が来年度予算に要求している「革新的触媒によるCO2原料化基幹化学品等製造プロセス」は、資源枯渇や地球温暖化を見据えた技術開発だ。発電などで排出されるCO2を化学原料にするとともに、水を光触媒で分解して水素が製造できるようになると、化学工業の姿は根底から覆る。ただ、本格的に導入されるのは20年程度先になり、その時点で化石資源原料の20%程度を代替するという息の長いプロジェクトでもある。安定した化学物質であるCO2を分離できる触媒開発がカギを握り、大学など研究機関の英知を結集できる技術開発態勢を構築できるかが問われる。技術の目利きができる人材提供なども含めた産業界も支援も重要で、国プロジェクトの陥りやすい「動き出したら途中で修正できない」ことを防ぐ技術開発のPDCAのサイクルを徹底させることも大切になろう。
現状の原油価格などを考えると、バイオマスを含めて非化石資源原料の競争力確保は容易ではない。技術のハードルが高いことも明らかだ。政府には技術開発に加えて用途開発支援など総合的戦略を期待したい。
*化学工業日報 

24/Oct/11

シーリング材

<光触媒ガラスの自浄作用を損なわない建築用シーリング材開発、撥水汚染が発生なく美観性も高い>
セメダインは、光触媒ガラスの自浄作用を損なわない建築用シーリング材を開発し、今後本格的な販売を開始する。テレケリックポリアクリレート系1成分型のシーリング材で、これまで主にシリコーン系を使用していたガラス回り目地にも使用可能。耐候性や耐熱性、ガラス越し耐光性に優れ、撥水汚染が発生しないことから美観性も高い。同社はシリコーン系とは一線を画す次世代型シーリング材と位置付け、オフィスビルやマンションの光触媒ガラス目地、ガラス回り目地への普及を図っていく。
*セメダイン/化学工業日報

17/Oct/11

光触媒建材

<可視光応答型光触媒塗料市場投入、建築塗装システム、焼き付け塗装外壁パネルなどにて普及拡大>
塗料専門商社の西井塗料産業(福岡県)と建具工事などを手掛けるメタルテック(同)はこのほど、産学連携で共同開発した可視光応答型光触媒塗料を利用し、新製品をそれぞれ市場投入した。この光触媒は室内などの低照度下でも効果を発揮するうえ、光が無い暗条件でも抗菌効果を発揮する。同触媒塗料を利用して、西井塗料産業は独自の建築塗装システムとして、メタルテックは焼き付け塗装の外壁パネルなどにして普及拡大を図る。
*西井塗料産業/化学工業日報

10/Oct/11

助成研究テーマ

<マツダ財団の研究助成、「ワンチップ放射線検出器の研究」に最高額> 
マツダ財団は、2011年度の研究助成を決定したと発表した。科学技術振興関係25件に助成金額3000万円を、青少年健全育成関係5件に助成金額400万円の研究助成を決定。助成は合計30件、総額3400万円となる。今年度は、全国の大学・研究機関などから350件の応募があった。助成金額で200万円の最高額となった「超小型低消費電力CMOSワンチップ放射線検出器の研究」(東京工業大学)や、「セシウムイオンを強力かつ選択的に認識可能な有機ホスト化合物の創製」(山形大学)など、将来にわたって解決が求められている科学技術に関する先進的な研究なども選ばれた。マツダ財団が重点をおく「循環・省資源に貢献する研究」では「製品の資源循環戦略の策定とその製品設計への展開に関する研究」(大阪大学)、「二酸化炭素を利用した太陽光誘起光触媒的分子変換プロセスの開発」(広島大学)など、サステイナブルな社会を目指してエネルギーや物質の循環・省資源に貢献する15件が選ばれた。 マツダ財団では従来から、次世代を担う若手研究者、未来をひらく芽となる萌芽的研究を優先して助成を行っており、今回、40歳以下の若手研究者への助成割合は76%となった。一方、青少年健全育成の研究助成では、昨年度に引き続き、青少年健全育成にかかわる市民活動の活性化に役立つ実践的な研究を助成対象とした。今回選ばれたのは「大学・警察・地域コミュニティが連携して青少年の危険行動防止プログラムを実施し有効性を評価する研究」(神戸大学)や「子どもの発達・成長に対する『社会的居場所』の役割と効果に関する研究」(県立広島大学)など、地域ぐるみで子どもたちを育みつつ人びとが心豊かに生きることのできる社会づくりに取り組む研究。なお、2012年度青少年健全育成のための市民活動支援については、10月から広島、山口両県で募集を開始する。マツダ財団のこれまでの助成実績は、今回を含めて合計1632件、13億7680万円となる。
*マツダ財団 

03/Oct/11

ライセンス事業

<休眠特許、仲介第1号 城陽市のプラスチックフィルム企業、富士通の光触媒とライセンス契約>
近畿経済産業局は、大企業の特許技術を中小企業で活用する知財ビジネスマッチングマート事業の第1号として、城陽市のプラスチックフィルムメーカー「中島工業」と富士通がライセンス契約を交わした、と発表した。中島工業は、菌を吸着して分解する富士通の光触媒を使い、抗菌性のある窓張りフィルムや医療用途フィルムを12月に発売する。同事業は、中小企業の製品開発や新事業展開を促進する目的で経産局が本年度から始めた。休眠中の特許を持つ大企業と、技術を求める中小企業を発掘し、交流会や個別面談会を開催している。今回活用する特許は、歯や骨の成分であるアパタイトにチタンイオンを導入した光触媒「チタンアパタイト」。中島工業はチタンアパタイトを樹脂に練り込み、フィルムに塗布した。チタンアパタイトは空気中の菌を吸着し、光で水と二酸化炭素に分解する。同社は今後、植物工場の内壁などへの応用も検討している。中島睦夫社長は「付加価値のある製品を自社で開発するには時間がかかる。特許を使うことで市場が求めるものを早く出すことができる」と話す。富士通知的財産権本部ビジネス開発部の吾妻勝浩部長は「特許を活用することで研究者のモチベーションが上がり、ロイヤルティーを新たな研究開発費に回せる」とした。経産局では10月以降、福井市や堺市などでオープン交流会を開く。経産局によると、国内の特許は約110万件あるが、およそ半数が実際には使われていないといい、長尾正彦局長は「特許も製品化しないと世の中に出ない。マッチングの動きをさらに広めたい」と話した。
*中島工業が富士通/京都新聞 

25/Sep/11

半導体と金属錯体から成る新CO2還元光触媒

<人工光合成の実証に成功、太陽光を利用して水と CO2 から有機物を合成、新CO2還元光触媒を開発>
トヨタグループの豊田中央研究所は20日、太陽光エネルギーを利用し、水とCO2のみを原料にして有機物を合成する人工光合成の実証に、世界で初めて成功したと発表した。近年、CO2排出による地球温暖化問題、および化石燃料の枯渇による代替エネルギー問題を抜本的に解決できる手段の一つとして、人工光合成の実現に対する関心が高くなっている。しかし、同研究所によると、人工光合成の実現には、従来の技術では、「犠牲薬と呼ばれる有機物を添加する」、「太陽光には含まれない波長域の紫外線を利用する」、「外部から電気エネルギーを加える」など、何らかの付加的要素が必要で、水とCO2と太陽光だけで有機物を合成することは困難とされていた。今回の研究成果は、植物の光合成と同様に水、CO2のみを原料に、太陽光エネルギーを利用することで、継続的に有機物が合成できることを初めて実証したもの。今回開発した技術は、@水から電子を抽出する酸化反応、A抽出した電子でCO2を還元して有機物を合成する還元反応、この二つの反応を組み合わせ、それを光エネルギーで促進させるもの。研究チームは、半導体と金属錯体から構成される新しいコンセプトのCO2還元光触媒を開発。この触媒、および水を酸化分解して電子を抽出する光触媒を、プロトン交換膜を介して組み合わせることで、太陽光を利用して有機物であるギ酸を合成できることを実証した。「この技術は、カーボンニュートラルな社会の実現に向けて、大きな足掛かりとなるもの」と同研究所はコメントしている。今回は、原理の実証を行った段階であり、同技術の実用化にはまだ多くの研究課題が残っているという。「本方式における太陽光エネルギー変換効率は現在0.04%であり、これは一般的な植物の光合成効率の1/5程度」(同研究所)。今後研究チームは、植物を越える効率の実現と、メタノールなどのより付加価値の高い有機物の合成技術の実現に取組む予定。なお、今回の成果は、9月7日付で、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」電子版に掲載された。
*豊田中央研究所 

25/Sep/11

メソポーラス有機シリカの外部量子効率向上

<有機シリカハイブリッド材料のナノ構造制御と機能創出>
(株)豊田中央研究所 稲垣特別研究室 室長・シニアフェロー 稲垣伸二
研究実施の概要
本研究では、有機シリカ材料の構造と機能の拡張・最適化を図り、高効率で安定な光エネルギー変換、分子認識、吸着・触媒システムを構築するための基盤技術確立を狙いとする。昨年度(平成 18-21 年)までに、可視光吸収(>400 nm)とホール輸送(p 型)を中心とした機能性有機基を導入したメソポーラス有機シリカ(PMO)の合成、PMO 骨格を光捕集アンテナと電子ドナーとした有機系光触媒 (CO2還元、H2生成)の構築、そして p 型 PMO 薄膜を利用した光電変換素子の作製と基本動作の確認を行った。本年度は、引き続き PMO の骨格有機基の拡張に取り組み、長波長可視光( >500 nm)で動作可能な光触媒への応用が期待されるペリレンビスイミド、Ru 錯体、Ir 錯体を導入した PMO の合成と、高い光電変換特性が期待されるジエチニルベンソチアジアゾール(DTBT)、フタロシアニンを含む有機シラン前駆体の合成を行った。これらを通じ、多様な前駆体と PMO の合成に関するノウハウを蓄積した合成技術の確立を達成しつつある。有機系光触媒への応用については、PMOの構造制御・改良により、H2 生成触媒と O2 生成触媒の活性の大幅な向上を達成した(反応量子収率 H2: 0.9%→4%, O2: 1.4%→4.8%) 。これにより、還元(H2生成)と酸化(O2生成)系を連結した犠牲試薬フリーの光触媒系の構築が可能になってきた。また、反応中心として、従来の単核金属錯体(Re, Ru)に加え多核金属錯体(Ru-Re5)や NAD(P)を還元可能な新規錯体[Ru(tpy)]の細孔内固定とエネルギー集約を確認し、新しい光触媒系の構築の可能性が示された。光電変換素子への応用については、p 型テトラフェニルピレン-PMO 薄膜の垂直貫通膜の作製を達成し、外部量子効率の最大が 6%(昨年度)から 20%へと大きく向上した。また、新規に合成した DTBT前駆体(p 型)とフラーレン誘導体(n 型)との単純積層膜で、外部量子効率の最大が 32%となり、PMO 構造の形成により更なる効率向上が期待されている。理論計算では、有機シリカのホール移動度の予測に着手し、絶縁体のシリカの存在にもかかわらず、有機基間の高いホール移動が達成できる可能性が示された。光物性解析では、PMO 骨格中の有機基のエキシマー形成のダイナミクスをほぼ解明することができた。
*(株)豊田中央研究所 

19/Sep/11

原料動向

<石原産業 約20年振りに酸化チタンの供給過剰が解消>
いちよし経済研究所は9月12日にレーティングは未付与だが、石原産業(4028)の今2012年3月期の営業利益は会社計画の82億円(前期比9.3%減益)に対して、135億円(前期比49.4%増益)という見通しを報告。1株利益は会社計画7円50銭に対して、13円70銭と予想。来期の営業利益は155億円(前期比14.8%増益)、1株利益17円50銭と分析。酸化チタンは塗料やインキの顔料、化粧品、紙、光触媒などに使用されるが、供給過剰で過去20年程度に亘って価格が低迷してきた。しかし、2010年頃から需給バランスが改善し始め、現在ではタイト感が出てきている。海外メーカーがアジアシフトを推進している状況で国内では酸化チタンの不足感が増すと予想。石原産業の国内シェアは55%。6月頃から酸化チタンの値上げが浸透し始めた。さらに、10月出荷分からも10?15%程度の値上げを実施する方向で交渉を進めていると報告。
*石原産業/毎日新聞 
<テイカ 酸化チタンは4月に続き10月の値上げも浸透すると予想>
いちよし経済研究所は9月12日に、酸化チタンは塗料やインキの顔料、化粧品、紙、光触媒などに使用され、供給過剰で過去20年程度に亘って価格が低迷してきたが、2010年頃から需給バランスが改善し始め、現在ではタイト感が出てきていて、国内シェア55%を持つ石原産業(4028)は10月出荷分からも10〜15%程度の値上げを実施する方向で交渉を進めていると報告した。9月13日には、テイカ(4027)も酸化チタンの国内シェアは20%程度で、堺化学工業(4078)と並んで国内2位グループにあると報告。4月に10%強の値上げが浸透したが、業界全体で足並みが揃っていることもあり、10月の値上げも10〜15%はほぼ全額浸透すると解説。テイカは中長期的に成長を遂げるために、酸化チタンの高付加価値化に取り組んでいる。具体的には、より微粒子化することによっての化粧品用途(紫外線カット)などに誘導していると紹介。
*テイカ 

19/Sep/11

掃除機

<紙パックが従来の2倍長持ちする紙パック式掃除機・「光脱臭クリーンシステム」でアンモニアを約99%脱臭>
  青色LEDを光触媒フィルターに照射し、臭いの分子を酸化分解して脱臭効果を再生
三菱電機は、紙パックが従来の2倍長持ちする紙パック式掃除機「雷神(らいじん) TC-BXA15P」を10月1日より発売する。価格はオープンプライス。同社の紙パック式掃除機のラインナップでハイエンドモデルに当たる製品。ペットネームとして新たに「雷神」を採用したほか、本体形状や機能など全てベースから開発した製品だという。三菱電機によると、従来の紙パック式掃除機は、本体内部に集じん室が小さいため、紙パックが広がりきれず、紙パックの性能を活かしきれていなかったという。TC-BXA15Pでは、紙パックの性能を十分に発揮させるために、紙パックのための大型ボックス「クリーンBIGボックス」を本体内部に搭載した。ボックス内には紙パックを充分に広げられるスペースを確保し、従来と同じ紙パックを使用した場合でも、集じん容量は従来の約2.4倍となる2.4Lを実現。 また、従来の紙パック式掃除機の場合、紙パックにゴミが溜まってくると、風路がふさがれてしまい、吸引力低下の原因になっていたという。クリーンBIGボックスでは、紙パックのスペースとは別に風路を確保しているため、吸引力が従来の約2倍持続するという。排気対策としては、紙パック内で発生したニオイ分子を光触媒フィルターで吸着させて脱臭する「光脱臭クリーンシステム」を搭載。さらに電源プラグを差し込むと、青色LEDが光触媒フィルターを照射し、光触媒フィルターの脱臭効果を再生する機能を採用する。省エネ性では、手元グリップに搭載した「振動センサー」が、掃除の一時中断を検知すると自動でパワーダウンして、無駄な消費電力を抑制する機能を搭載。掃除再開時には、自動でパワーが戻るほか、30秒間掃除を中断した場合、自動で運転を停止する機能も備える。使い勝手の面では、回転ブラシに絡んだ髪の毛やペットの抜け毛を簡単に除去できる「毛絡み除去機能」搭載のパワーブラシを採用するほか、腰をかがめず立ったまま使える「大型コードリールボタン」、運転状態がひと目でわかる「大型表示」機能を採用する。
*三菱電機 

12/Sep/11

光触媒殺菌フィルム

<LED対応光触媒殺菌フィルム、学校や病院、介護施設の壁手すり等に貼り、ウィルス感染症拡大防止に>
有害なウイルスや菌を殺す効果のあるフィルムを、住友化学が年内に発売する。明かりに反応する「光触媒」を活用したフィルムで、壁や手すり、エレベーターのボタンなどに貼る。新型インフルエンザや手足口病などの感染症に神経をとがらせる病院や学校での利用を見込んでいる。光触媒は、光に反応してたんぱく質などの有機物を分解したり、汚れを付きにくくしたりする性質がある。従来は太陽光の紫外線に反応するタイプが主流で、用途は外壁やガラスの汚れ対策が中心だった。住友化学は光触媒の殺菌力に着目。蛍光灯やLED照明でも高い反応を示す光触媒の開発に世界で初めて成功し、室内で使えるめどをつけた。
*住友化学 

05/Sep/11

光触媒
カーテン

<コントラクト空間に適した機能商品を展開、インフルエンザウイルス対策である光触媒カーテン>
アスワン(株)では、福祉・医療・教育施設向けコントラクトカーテン「タフネス Edit.5」を、9月に新発売する。「タフネス Edit.5」において、特にこだわった点が省エネ対応の充実だ。遮熱関連については、生地の裏面にステンレス金属ナノコーティングを施したスパッタリング遮熱カーテン(AH3007・AH3008)や、シルバースリット糸を生地裏面に使用したシルバーヤーン遮熱カーテン(AH3009・AH3010)などの他、素材や製法、デザイン・カラーにまでこだわった商品を13アイテムラインナップした。またドレープ商品についても、保温性能を4つのランクに分類して表記、冬の断熱ニーズへの対応を行っている。この他にも、コントラクト空間に適した機能商品を充実、インフルエンザウイルス対策の光触媒カーテン「スーパーチタンデオ」やSEK など抗菌性の高い商品、ミラーカーテンやUV カット、遮音・吸音性能などの機能商品、さらにエコマーク商品やグリーン購入適合品などリサイクル繊維を使用したカーテンも展開している。
*アスワン(株) 

15/Aug/11

事業提携

<日本曹達と防汚用光触媒で提携、ビル等建築物の防汚用光触媒系コーティング剤事業の販売・施工>
石原産業と日本曹達は、ビルなど建築物の防汚用として展開している光触媒系コーティング剤事業の販売・施工で提携することで合意した。第1弾として、石原産業が日本曹達から外壁用コート剤の供給を受け、今月から石原ブランドで販売を始める。両社の施工組織の受注面での連携や施工技術の協力なども検討しており、年内に事業計画を立案する方針。石原産業は「光触媒系コート剤の施工ビジネスはベンチャー企業が乱立しており、信頼性の面などで化学大手の2社が提携する意義は大きい」としている。
*石原産業・日本曹達/工業化学日報 

01/Aug/11

光触媒屋内
コーティング材

<室内の蛍光灯ほどの明るさでも防臭・殺菌を分解する壁向け光触媒塗布剤をダイセル化学工業と共同開発>
光触媒関連メーカーのティオテクノはダイセル化学工業と組み、室内の蛍光灯ほどの明るさで、汚れや臭いの原因となる有機化合物や細菌を分解できる光触媒コーティング剤を開発した。ダイセルの可視光でも反応する酸化チタン粉末と、ティオテクノの従来より強力な粉末用接着剤を組み合わせ、高い分解力を実現した。新たな光触媒コーティング剤で採用した過酸化チタンの接着剤は、従来より強い接着力を備えるほか、無色透明であるのが特長。素材の色などを損なうことなく塗布できるため、病院やショッピングセンター(SC)、公共交通機関などの内壁向け需要を見込む。新製品に使っている光触媒はダイセルの独自技術を駆使し、光エネルギーによる反応効率を向上。従来製品は触媒反応に5000ルクス程度の光が必要なのに対し、新製品は約10分の1の500ルクスの蛍光灯程度の明かりで済む。また、ティオテクノなどが特許を保有する強力接着剤の効果で、光触媒の塗布状態を長期間維持でき、分解機能の持続につながっている。500ルクスの蛍光灯を使った実験では、たばこの臭いのもとであるアセトアルデヒドの場合、濃度16PPMを4日間で完全に分解。黄色ブドウ球菌や大腸菌などの細菌は8〜24時間で95%以上を殺菌できたという。新製品の価格は未定だが、「実績のある外壁用光触媒コーティング剤並みの価格(1平方メートル当たり3700円)にまで引き下げる」方針だ。新製品はすでに北陸の大手ホテルへの導入が決定しており、9月にも本格的な販売に乗り出す計画だ。ティオテクノの外壁用光触媒コーティング剤は、今年3月に開業したJR博多駅の新駅ビル(福岡市)などに採用された実績がある。同社の2011年3月期の売上高は2億7000万円で、7割が光触媒の原材料や水溶液、残りが光触媒を利用したフィルター装置などの製品。
*ティオテクノ/7/19/2011日本経済新聞

01/Aug/11

水質浄化装置

<光触媒と微生物による水質浄化装置を開発>
光触媒+関連製品開発・販売の「ティオシステムズ」(佐賀市、田中陽一社長)が、青森県の環境ベンチャー「企業組合AQUAT(アクアット)」(藤田拓朗代表理事)と水質浄化装置を開発した。紫外線や薬剤による殺菌ではなく、光触媒と微生物による二つの作用で水の中の有害物質を除去。観賞用水槽、魚介類の養殖・輸送での活用を見込む。装置は「スライムロックシステム」。光触媒+である酸化チタンをコーティングした不織布と、微生物が生物膜を作って水質浄化する特殊タイルを(一つの装置として)、水槽の中などに置く仕組み。酸化チタンが太陽光で酸化作用を起こし、魚の死滅の原因となるアンモニアや菌類を分解する。しかしこの方法では、分解時に硝酸性窒素が発生、水中での濃度が高くなると魚の病気を引き起こす課題があった。そのため、微生物に硝酸性窒素を食べさせて、無害な窒素に変える水質浄化法「生物膜法」を組み合わせた。磁器製タイルに細かな穴を空けた特殊タイルを置くことで、この微生物が繁殖しやすい環境をつくる。微生物はタイルに「ぬめり」となって付着し、魚がえさとして食べる。装置は養殖場や水槽のサイズに合わせた受注生産となる。淡水、海水ともに使用できる。水槽内に硝酸性窒素がたまらずに藻が生えにくいため、水槽の水を交換する手間も省ける。水の少ない内陸部の養殖場でのコスト削減に役立つという。
*ティオシステムズ/佐賀新聞 

25/Jul/11

窓用省エネ
光触媒フィルム

<窓外貼り用日射熱反射光触媒フィルム売上4倍と急伸し増産体制強化、空調電気使用量大の工場など>
KIMOTOの外貼り用熱線反射ウインドーフィルム「ラクリーン DUO」が急伸、品薄状態が続いている。内貼り用のウインドーフィルムを使用している企業や、空調の電気使用量が大きい工場などの採用が増加。3カ月間で前年同期比約4倍の売れ行きとなった。同社は8ー9月の需要動向を慎重に見極め、DUOと、同じく在庫不足が続く内貼り用ウインドーフィルム「グラステクト 50HI2」の増産体制を整える。ラクリーン DUO は、光触媒の超親水性特性によるセルフクリーニング効果と、日射熱反射により室内への熱の侵入を抑制する、2つの効果を併せ持った画期的なフィルム(TOTOハイドロテクト技術)。セルフクリーニング効果による清掃費縮減と、温度上昇抑制効果による冷房効率アップから省エネ効果があり、それに伴いCO2削減にもつながる環境に配慮した地球に優しい製品である。
*KIMOTO/7/21/2011化学工業日報記事より引用

25/Jul/11

光触媒舗装

<大気中のNoxを分解し路面温度を低減する光触媒舗装工法>
「光ランデックス工法」は、光触媒の酸化チタンを含んだ光触媒塗布材を舗装路面に塗布する工法です。光触媒塗布材の表面に露出した酸化チタンは太陽光を受けることで車の排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を硝酸イオンに分解することができます。光ランデックス工法は、光触媒塗布材が太陽光を反射することで路面温度上昇抑制効果があります。(排水性舗装との比較で8〜9℃程度の路面温度低減効果) 路面のすべり抵抗性は、振り子式スキッドレジスタンステスタによる測定(湿潤路面)でBPN80前後の高いすべり抵抗値が得られています。
*東京舗装工業 

18/Jul/11

LED対応
光触媒塗布フィルム

<LED照明でウイルスを不活性化する室内向け光触媒樹脂塗布フィルム、床やテーブルに張り付けるだけ>
住友化学は12日、光が当たると有害物質の分解や汚れの付着防止などの効果を発揮する可視光応答型タングステン系光触媒「iLUMiO」で、新技術を開発したと発表した。太陽光の入らない屋内で発光ダイオード(LED)照明でも有害物質を分解し、最高レベルの抵抗力を持つウイルスをほぼ死滅させる効果を確認したという。年内にも同技術を採用したフィルムを発売する。住居など室内向けの需要を本格開拓し、2015年度に数十億円の販売を目指す。光触媒は、紫外線が当たると効果を発揮するタイプが一般的で、主に外壁や窓ガラスなど太陽光の当たる外装材で使われてきた。これまで紫外線が微量に含まれる蛍光灯で効果を発揮する商品はあったが、同社は今回、酸化タングステンに白金を混合した素材を採用することで、紫外線を一切出さないLED照明でも有効な光触媒の開発に成功した。東京農工大大学院の竹原一明教授と共同で、ガチョウのひなを大量死させるウイルスで、アルコール消毒液や80度での15分間の加熱にも耐える抵抗力を持つ「ガチョウパルボウイルス」を使って実験。開発した光触媒をフィルムに塗布し、白色LED照明を6時間照射したところ、同ウイルスを99.9%以下まで死滅させたという。同社は室内照明でも効果を発揮する光触媒を08年に開発していたが、商品化には至らず、今回効果が確認できた光触媒はフィルムに塗布した上で、住居や病院・介護施設、学校、商業施設などの内装材向けに展開。「12年度に数億円、15年度に数十億円の販売を目指す」としている。福島原発事故に端を発した電力不足で全国的に節電志向が高まり、低消費電力と長寿命のLED照明の普及が見込めることも追い風になるとにらむ。光触媒工業会によると、09年度の光触媒の国内市場は900億円弱で、外装材や道路資材など屋外向けが大半だ。ただ「室内用途が普及すれば飛躍的な市場拡大が見込める」との声もある。
*住友化学 

18/Jul/11

事業展開

<中国市場で基盤強化、光触媒技術のハイドロテクト内装タイルを現地生産、病院などでの採用に向け提案活動を強化>
TOTOは、海外事業の柱に位置付けている中国市場での基盤を一段と強化するため、高機能・高付加価値商品の展開に力を注ぐ。高い技術力を生かし、富裕層向けの独自性に富む商品を投入。他メーカーとの差別化やブランド価値の一層の向上を図る。中国市場での事業規模は、11年3月期決算で売上高約277億円、営業利益約76億円。右肩上がりの経済成長に支えられ事業規模は拡大を続けている。中国市場で定着している「TOTO=高級品」というブランドイメージを武器に極めて高い収益力を維持しており、進行中の長期経営計画では、高利益率を維持しながら18年3月期には売上高420億円を達成することを目指している。同社は中国での事業戦略として、生産体制の強化や小売販売ルートの整理・開拓、旗艦ショールームの拡大などを実施。こうした方策の中でも「常に最先端の商品を他社に先駆けて投入することが重要なポイント」(安部壮一執行役員国際事業本部長)としており、高い技術力を生かした高機能・高付加価値商品の展開を加速させる。光触媒技術のハイドロテクトを用いた内装タイル(商品名・ハイドロセラウォール)は現地生産を始めており、病院などでの採用に向け提案活動を強化。自己発電機能を搭載した自動水栓なども今後の需要拡大を見込んで投入する考えだ。約20年前から販売している温水洗浄便座「ウォシュレット」は、上海市などの女性層をターゲットに広告宣伝活動を強化した結果、売り上げ規模が倍になるなど一定の成果を上げている。「中国での普及率は5%にも満たないが、はやりすたりがある商品ではない」(安部本部長)と見ており、購買層が沿岸部から内陸部に広がれば需要拡大の余地があるとしている。同社が中国市場でターゲットにする富裕層は、経済成長とともにボリュームを増している。技術力を生かした商品を継続的に投入していくことで、同社はブランド価値をより高め、事業規模の拡大と収益力の向上につなげる。
TOTO/7/14/2011日刊建設工業新聞記事

11/Jul/11

直管形LED

<光触媒を採用の既存器具に取り付け可能な直管形LEDランプを7月末に発売>
リコーは、工事不要で既存の蛍光灯器具に取り付けることが可能な直管形LEDランプ「クラーテ Pシリーズ 40形」を7月末に発売すると発表した。価格は22,000円(税別)。また8月には、「クラーテ Pシリーズ 20形」の発売も予定している。夏場の電力不足によりLEDへの注目が高まっているが、LEDランプへの交換には機器自体の交換が必要がため、工事費が大きな課題となっている。「クラーテ Pシリーズ 40形」の特徴は、グロー式やラピッドスタート式、インバータ式の蛍光灯器具から蛍光管をはずして、そのまま取り付けることが可能な点。また、空気浄化、抗菌、防汚、脱臭に効果を発揮する光触媒を採用しているという。定格寿命は40,000時間で、消費電力は、グロー/ラピッド1灯の場合が26W/本、ラピッド2灯の場合が30W/本、インバータの場合が15〜34 W/本。リコーは新規事業として、エコソリューション事業を立ち上げており、「クラーテ Pシリーズ 40形」はその第一弾となる商品。リコーでは、40形と20形を合わせて、2011年度に100万本の販売を見込んでいる。また、今後は、110形の直管形LEDランプや灯具一体型のタイプなども順次発売を予定している。
*リコー 

04/Jul/11

開放特許

<光触媒皮膜を塗布した基材および光触媒皮膜を基材上に形成する方法>  
適用製品:光触媒皮膜を塗布した基材
目的:作製した皮膜の抗菌、防かび、消臭などの光触媒機能を大幅に向上させ、光照射環境あるいは暗所のいずれにおいても、優れた抗菌、防かび、および消臭機能を有しかつ加工性・耐光性に優れた光触媒皮膜を塗布した基材を提供する。
効果:加工性・耐光性に優れ、しかも光照射下および光なしのいずれの環境においても優れた消臭、抗菌、および防かび機能を有するため、あらゆる環境下での使用に耐え得る。また、光触媒皮膜は、皮膜焼成時あるいは使用時において、変色が小さいため、特にパネル材等の美観を保つ必要のある用途の基材に塗布して、好適に用いることができる。
技術概要:光触媒皮膜を塗布した基材は、消臭、抗菌、および防かび機能を有しかつ加工性・耐光性に優れた光触媒皮膜が、RSi(X)↓3(Rはアルキル基、フェニル基、またはビニル基よりなる炭化水素基、Xはアルコキシル基、またはハロゲンである)で表される3官能シランと、Si(X)↓4(Xはアルコキシル基、またはハロゲンである)で表される4官能シランとの加水分解・重縮合物と、光触媒としての二酸化チタン粒子と、抗菌剤・防かび剤としての銀と、抗菌剤としての銅とよりなる。また、光触媒皮膜を形成する方法は、この3官能シランと、4官能シランとを、アルコールもしくはその他の有機溶媒、水、および酸触媒、抗菌剤・防かび剤としての銀塩、抗菌剤としての銅塩の存在下で、加水分解・重縮合して光触媒皮膜形成用ゾルを形成し、この光触媒皮膜形成用ゾルを光触媒としての二酸化チタン粒子と混合するか、またはシラン化合物の反応開始時から二酸化チタン粒子を混合し、二酸化チタン粒子含有ゾルを金属板等の基材に塗布し、乾燥するか、または乾燥後さらに500℃以下の温度で熱処理させる。
*昭和電工 

27/Jun/11

植物工場

<活性酸素水の生成装置開発 発芽率6割増の水 植物工場へ実証実験>
植物の生育スピードや免疫力を向上させる効果がある活性酸素を安定的に含んだ水を、光触媒反応によって生成する装置を、北九州学術研究都市(北九州市若松区)の環境ベンチャー「K2R」(田中里香社長)が国内で初めて開発した。同社によると、この水を植物の種子に与えると、発芽率が約6割向上したという。国は2012年度までに、光や温度をコンピューター制御して野菜を通年生産する「植物工場」を現在の3倍に増やす計画だが、こうした生産現場にうってつけの新技術となりそうだ。同社はこの装置の特許を日本とドイツで取得。独立行政法人科学技術振興機構(JST)の助成金を得て、米国や中国でも関連技術の特許の取得を目指している。活性酸素は老化の原因物質ともいわれるが、植物に与えると生育を促進する。これまでも生成は可能だったが、一瞬で消える性質があり、水中にとどめて植物に与えることは困難だった。光触媒反応は、触媒の酸化チタンに光を照射すると、抗菌効果などが生じる現象。同社はこれを応用し、表面を酸化チタンで覆ったアルミニウムの筒に水中で紫外線を当て、さらに超音波振動を加えると、水中に活性酸素が生成され、約30分残存することを発見した。昨年のブロッコリーの実験では、通常の水では24時間で50%だった発芽率が、反応水では約80%に上昇し生育速度も約20%上がった。反応水は約30分で普通の水に戻るため環境への負荷はゼロ。装置内を循環させて水を再利用するため、節水効果も見込まれるという。同社は4月から九州沖縄農業研究センター(福岡県久留米市)で、反応水を用いた植物工場の実証実験を始めた。来年3月まで、九州大や北九州市立大、種開発大手「中原採種場」(福岡市)などと、広さ約100平方メートルの工場でブロッコリーやソバなど6種類を栽培し、生育データを取る。今秋にも、栽培した野菜を久留米市内で試験的に販売する予定だ。植物工場は世界的に拡大しつつあり、国内に現在約50カ所。同社は「試算では、反応水を使うことで植物工場の生産性が全体で3割程度向上する」としている。北九州市立大の河野智謙准教授(農学)の話 光触媒反応で生成された活性酸素を含む水は、30分たてば通常の水に戻る点が最大のメリット。残留性が問題となる農薬と違い、農業による環境負荷を大幅に軽減することができる。植物の生育スピードや免疫力を高める働きもあり、将来的に化学肥料や農薬の代替物になる可能性も秘めている。
*K2R/西日本新聞 

20/Jun/11

太陽電池

<特許:太陽電池及びその製造方法>
【課題】 本発明は、光触媒を利用した太陽電池に関するものであり、詳しくは、その製造工程を改善して太陽電池としての生産性を向上させたものである。特に言えば、光触媒層の形成を簡便ならしめる技術に関するものである。
【解決手段】 一対の透明なガラス板の対向する面に電極となる光透過性の導電性膜を形成し、この間に電解液層と光触媒層を挟んでなる太陽電池である。一方の導電性膜の表面を親水処理し、酸化チタン水溶液を塗布して光触媒層を形成し、更にこの表面に色素増感剤を含浸させたもので、酸化チタン水溶液はアナタ?ゼ型酸化チタン水溶液である。そして、親水処理としてコロナ放電処理、プラズマ放電処理、紫外線処理、オゾン処理が適用される。
*ブリジストン 

20/Jun/11

非燃焼式VOC処理装置

<屋内に設置可能、光触媒の応用素材をフィルター化した非燃焼式島津製VOC処理装置>
工場向け測定器、制御装置など製造の島津システムソリューションズは、揮発性有機化合物(VOC)処理装置を発売した。臭いや汚れの元を光で分解する光触媒の応用素材をフィルター化した。非燃焼式のため屋内に取り付けられる。新装置は塗装や印刷物などの中小工場での使用を想定。光触媒の代表格である酸化チタンと、VOCの吸着を進めるゼオライト複合体から成る独自素材をフィルターにした。シンナー主成分のトルエンのガスを平均50%除去するという。VOC処理装置は熱処理型が一般的だが、屋内使用には危険が伴う。非燃焼式では活性炭を使うタイプもあるが交換が大変な上、微粉も生じるという。新装置の実勢価格は400万円台。維持管理などを含め3年後に3億5千万円の売り上げを目指す。
*島津システムソリューションズ/京都新聞 

16/May/11

技術ライセンス

<米アルミ大手アルコア社に光触媒技術供与・ライセンス契約締結100社達成、グローバル展開着実に>
TOTOは、空気浄化性能を持つ光触媒技術を米アルミ大手のアルコアに供与した。アルコアは同技術をビルなど建築向けのアルミ材に使用し、TOTOが特許料を得る。その成果として、アルコア社からハイドロテクト応用のアルミパネル建材が、2011年5月12日〜14日に米国・ニューオーリンズで開催される建築見本市「AIA 2011 National Convention」(主催:アメリカ建築家協会)で新商品として発表される。今後、海外を中心に技術提供先を拡大、海外ハイドロテクト事業における2017年度の売上目標120億円のうち、海外へのライセンス料及びコーティング材料販売で売上高を10年度の4億円から17年度に33億円を目指す。光触媒環境浄化技術「ハイドロテクト」のライセンス契約締結社数が、日本国内、北米、ヨーロッパを中心に、2011年3月末で100社(うち海外19社)を達成した。また、グローバルに業種横断したパートナーシップで建築用外装材を網羅する取り組みである「ハイドロテクトの輪」の活動が2010年12月より欧州でもスタートし、着実に海外への展開、普及の取り組みが進んでいる
*TOTO 

09/May/11

光触媒壁紙

<空気をリセットするエアセラピ(光触媒消臭)壁紙・低VOC壁紙など機能性壁紙を充実>
シンコールインテリア(株)は、1000クラスの壁紙に加え、壁面の装飾を楽しむプラスアイテムを収録した壁装見本帳「BEST(ベスト)2011-2013」を発行、このほど収録商品の販売を開始した。「BEST」のメインアイテムとなる壁紙の収録点数は981点。空気をリセットするエアセラピ(光触媒消臭)壁紙や撥水コートをプラスした壁紙、自然素材を活用した珪藻土壁紙、木紛壁紙、人と環境にやさしい低VOC壁紙など機能性壁紙を充実させた。デジタル見本帳 
*シンコールインテリア / インテリアビジネスニュース   

09/May/11

特許ランキング

<窯業業界の他社牽制力、トップ3は旭硝子、TOTO、日本ガイシ>
経営分析、競合調査、特許分析の株式会社パテント・リザルトはこのほど、窯業業界における他社牽制力ランキングをまとめました。これは、特許庁の審査官が拒絶査定を下した公報について調査したものです。企業ごとに、拒絶した他社特許の件数を集計しました。1位 旭硝子の最も引用された特許は、電磁波遮蔽透明板に関する技術です。ブリヂストンやセントラル硝子の特許を拒絶しました。また2位 TOTOは、光触媒性親水性コーティング組成物や健康管理ネットワークシステムの技術、3位 日本ガイシは窒化アルミニウム焼結体や静電チャックなどの技術で多くの企業の特許を拒絶しました。上位20社中で被引用率が最も高いのは1位の旭硝子で、「ディスプレイ用フィルター」に関する技術などが引用例となり、ブリヂストンや日東電工など20件の特許が拒絶査定となりました。
*株式会社パテント・リザルト 

25/Apr/11

空気清浄機

<花粉、ウイルス分解の光触媒空気清浄機・フィルター交換が不要>
電子制御機器などを製造するヤマガタ共同は、光触媒とマイナスイオンで有害物質などを除去するハイブリッド空気清浄機「ECOリント」を工場直販で発売した。「ECOリント」は、部屋の空気を清浄機内に通し、光触媒を利用して空気中の花粉やウイルス、細菌、カビ類など有害物質を分解する。またマイナスイオンを発生させ、室内の煙成分やエアコン臭などを分解・除去する。たばこやペットの臭いが部屋から消えるなど、口コミで評判が広がっている。運転音が静かなことも特色。さらに工場直販のため低価格な上、フィルター交換が不要で消費電力も少ないという。当初製造した100台は完売し、現在は注文に応じて生産している。16畳までの居室を想定したPAC04リビングは高さ70.5センチ、重さ4.5キロ。直販価格2万9800円。ほかに30畳までの事務所向けのPAC05オフィス(3万9800円)、花粉除去性能が高いPAC06花粉(4万2800円)の計3タイプがある。
*ヤマガタ共同 

11/Apr/11

企業動向

<TOTO、中国で光触媒の内装防汚タイルを生産>
TOTOは光触媒技術「ハイドロテクト」を用いた内装防汚タイルの中国生産を開始する。現地タイルメーカーと合弁工場を設立、5月に日本と中国で発売する大判内装タイルを現地向けに生産し、中国タイル市場に本格参入する。また国内でも、2011年度内にも可視光応答型光触媒タイルを商品化する。これまでハイドロテクトは外装材への採用が多かったが、国内外で内装材の販売を強化する。ハイドロテクトは光触媒(酸化チタン)を利用した環境浄化塗料。紫外線と反応して有機物分解力と超親水性を発揮し、空気浄化や防汚、抗菌などの作用をする。TOTOは塗料のほかにハイドロテクトをコーティングしたセラミック内外装タイルを製造している。また国内10社、海外4社とライセンス契約を結びアルミ建材やガラスでも応用商品を販売している。
*TOTO/日刊工業新聞記事 

04/Apr/11

高架橋化粧膜

<橋など包む繊維材 美観+環境、本格販売へ>
テントメーカーの太陽工業(大阪市淀川区)は4月から、高速道路や鉄道の橋の下側を包み込む繊維外装材の本格販売に乗り出す。この外装材は空気浄化機能があり、繊維独特の温かみも感じられる。景観と環境に配慮した都市づくりに提案して、2012年度に売上高10億円の主力事業に育てる考えだ。商品名は「高架橋化粧膜」。ガラスを溶かして引き延ばした繊維状の材料「ガラス繊維」を用いた。この繊維資材を、光があたると物質を分解する力などを発生して、有害物質を除去したり汚れの付着を防いだりする光触媒機能がある「酸化チタン」でコーティングした。道路橋は自動車排ガスにより汚れやすいが、同化粧膜で外側を覆えば、光触媒機能による自浄効果で美観を保てる。繊維外装材は第1弾として、京都府長岡京市の道路に建設する「長岡京第3高架橋」に採用された。同社は今夏に同化粧膜の施工を始め、総面積1万平方メートルを13年3月末までに完成させる。同化粧膜の橋への導入は国内で初めて。橋の外装材はアルミニウムなどの金属製パネルが現在の主流だが、軽量化に限界があるうえ、柔軟な施工も難しい。この課題を解決するため、同社は軽くて曲げやすいガラス繊維を使って同化粧膜を開発した。スポーツ施設などの屋根に大型テントを施工してきた実績をもとに、今後、高架橋用として売り込んでいく。
*太陽工業 

21/Mar/11

抗菌防御ナノ・フェイスマスク

<最も効果的な抗菌防御ナノ・フェイスマスク、99.999% 抗菌および抗アレルギー>
XTIO2 インコーポレーテッド (XTI) は、最も効果的な、抗菌防御システム、XTI ナノ・フェイスマスクを発表しました。同製品は、災難地、汚染地域、世界で最も効果的な抗菌防御システムです。学校、モール、スポーツ・アリーナ、公共交通、そして航空機のように閉塞的で圧迫感のある空間など、人の多い場所で、一般的に空気や皮膚の接触によって伝播する有害物質、バクテリア等、そしてアレルゲンから、私たちの日常生活を守ります。XTIナノ・フェイスマスクは、XTIの革新的なアクティブ・ニュークレアス・ナノ・パーティクルテクノロジーをベースにしており、無光状態においてでも、99.999% 以上の抗菌力を誇り(殺菌の難しいE-Coli およびMRSAに対する実際のマスクのSGS検査結果を証明)、光による自己滅菌能力も保持しています。通常のマスクは、フィルター効果のみを持つ特性でその表面に菌を累積するため、防御力が低下します。アメリカ疾病予防管理センター (CDC) によって公表される週間疾病率死亡率報告(MMWR)によると、米国の肺炎およびインフルエンザによる死亡率は9%近くまで増加したとされます。H3N2およびH1N1の拡大により、この数字は、さらに上昇すると予想されます。最近の英国の報告は、米国とほぼ同一種の蔓延で、H1N1ワクチンの無効率がおよそ50%であった、と指摘しています。XTI ナノ・フェイスマスクは、最も効果的な防護策であり、人通りの多い公共的な場所での菌に対する、旅行者、汚染地域の人々にとっての唯一の防御と言えます。私たちが取り入れる呼吸は圧縮、回流した空気であり、その中には6種以上の菌が含まれることがあります。故に、航空機の中、汚染地域で菌とインフルエンザをうつされることが多いと考えられます。米国では7000万人がアレルギー疾病を煩っているといわれ、ウィルス、バクテリア感染は、その状態を悪化させることがあります。アレルギー(枯草熱)を引き起こす物質の中では、花粉が一般的によく知られています。花粉アレルギー予防の最良のステップは、3層(0.3um)の不織布PP構造で花粉をフィルターする、このXTI ナノ・フェイスマスクを着用することです。XTIのTiO2およびTiO2Agナノパーティクルが、UVと可視光を利用することで、バクテリアおよぴウィルスを破壊し、アレルゲンをフィルターします。同マスクは、非毒性であり(RoHS条令に準拠)、人の体に安全です。
*X.TiO2 INC. (アメリカ・デラウェア州) 

14/Mar/11

消臭機

<光触媒と活性炭で、車内のニオイをハイブリッド脱臭「エアウェイビー G-58」>
エアコン吹き出し口取り付けタイプの脱臭剤。エステーオートの「エアウェイビー」シリーズ。単純に車内に置くだけのタイプなどいくつかの種類があったが、エアコン送風口に取り付けるタイプ。もちろんエアコンそのものから出るニオイを吸着してくれることと、車内の風を循環させる元となる場所ということもあって、積極的にニオイを取ってくれる。エステーは室内芳香剤や脱臭剤でお馴染みのメーカーだが、クルマ用のものがエステーオートから出ている。この「エアウェイビー」シリーズでは、光触媒と活性炭を使って(ハイブリッド脱臭と名付けている)ニオイを吸着部に吸着する。吸着部分は波形の積層構造になっていて、平面構造よりも表面積で3倍以上広い吸着面になるので高い脱臭効果があると解説されている。タバコ、エアコン、汗、排ガスのニオイに効くとのこと。効果が持続するのは、使い始めから約6カ月間。光触媒の機能により、太陽光に当てると吸着したニオイ成分が分解され脱臭効果が再生する。今回取り付けるエアコン吹き出し口は、車内でも太陽光に当たる場所なので意外と効果が持続する。
*エステーオート/CAR WATCH 

21/Feb/11

光触媒直管型LED照明

<光触媒機能が付いたLED照明、照明表面の細菌、臭い、VOCなどを分解・幼稚園、病院、養鶏場に>
日本アドバンテージ(大阪市)は、酸化チタンを塗布した直管型発光ダイオード(LED)照明「スマートラインプラズマ」を4月1日に発売する。LEDの光が当たると光触媒機能で照明表面の細菌、においの原因物質、揮発性有機化合物(VOC)などを分解、不活性化する。価格は3万4000円から。一般家庭の蛍光灯用の引っ掛けシーリングに簡単に設置できる。幼稚園、老人ホームなどに営業活動を始めた。今後、レストラン、病院、養鶏場などにも売り込む。
*日本アドバンテージ/日刊工業新聞

21/Feb/11

カーペット

<光触媒ダイニングカーペット「D.Zone」・インフルエンザウイルス対策、抗菌、消臭、VOC低減効果>
アスワン(株)は、手入れのしやすさ、丈夫さ、安全・安心をキーワードに、ダイニング用途に特化したカーペットシリーズ「D.Zone」(ディー・ゾーン)を新発売した。バリエーションはDK100、DK200、DK300の3柄30アイテム。DK100はBCFナイロンを使用した復元力に優れたレベルループカーペット。光触媒作用によるインフルエンザウイルス対策、抗菌、消臭、VOC低減効果に優れている(18色)。またDK200・300はナノテクノロジーによる超はっ水、はつ油効果のある汚れに強いカーペットとなっている。サイズは180×220cm、220×240cmの2種類。なお同社では、6本の紙管サンプルが展示可能な什器、帯POP、パネルなど小スペース対応の売場提案の他、ダイニングテーブルセットと合わせたダイニング空間トータルの提案を実施している。
*アスワン 

14/Feb/11

高活性光触媒

<可視光応答型酸化チタン系光触媒の新用途開拓・室内光レベルで3倍のVOC分解性能や抗菌性能>
ダイセル化学工業は、独自開発した可視光応答型酸化チタン系光触媒の用途開拓を加速する。光反応性の高いロッド型の結晶で、既存の可視光応答型光触媒の約3倍のVOC(揮発性有機化合物)分解活性がある。このほど同光触媒を用いて、オフィスやリビングの室内光レベルでのVOC分解性能や抗菌性能を評価し、十分な能力があることを確認した。病院や老健施設、学校の壁に塗装して抗菌性付与やシックハウス対策に応用したり、浴室の壁に塗ってカビの発生抑制に役立てるなど、さまざまな使い方が考えられる。すでに一部の企業と用途開発に乗り出しているが、さらに多くの企業と共同で新たな用途展開を目指す。
*ダイセル化学工業/化学工業日報

17/Jan/11

消臭ボール

<産業用触媒技術を応用した家庭用消臭剤「CATEX消臭ボール」を発売>
〜 キムチ専用冷蔵庫での消臭効果が約6カ月程度持続 〜 
自動車及び環境分野で日韓の工業製品や人材を取り扱う技術商社、株式会社ネオテック(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:李官鐘)は、親会社で自動車、産業用触媒装置メーカーである韓国NeoR&D社が開発した家庭用消臭剤の輸入を開始し、「CATEX(キャティックス)消臭ボール」として1月12日より発売。韓国NeoR&D社の工業用排ガス除去装置の白金触媒で使用中の、韓国国立セラミック研究所開発のボールタイプセラミック担体を、民生用に転用したもの。珪藻土やゼオライトで作られたこの直径6mm程度の乳白色のボールは、1g当りの表面積(BET比表面積)が600m2もある多孔質のため、それだけで優れた吸着能力を有します。更にこのセラミック担体にコーティングされた、さいたま市の化学ベンチャー、ジオテクトの消臭抗菌溶液「GEOTECT」の無機触媒と抗菌成分が、滅菌・消臭・ガス分解など光触媒同様の効果を紫外線のない環境下でも発揮する。韓国でのテストマーケティングでは、現地家庭で消臭が難しい代表格とされるキムチ専用冷蔵庫で顕著な効果を発揮したことなどから短期間で政府調達庁の認定商品となり、家庭用以外に、医療・福祉施設、理美容施設、衣料・食品などの保管施設、住宅・自動車など、産業界での活用も検討されている。効果は約6カ月程度持続し、使用後は珪藻土や沸石などの無機物製のため、ガラス・陶磁器くずとしての廃棄や植木土としての再利用が可能。
消臭メカニズムは
・まず多孔質のセラミックボールが、臭い成分を吸着  ・ボールの内部にまでコーティングされた無機触媒成分が、臭気の元となるガスを分解し、消臭効果を持続  ホルムアルデヒド(シックハウス原因物質のひとつ)、アンモニア(ペット臭)、アセトアルデヒド(タバコ臭など)で吸着分解効果を確認済  ・無機触媒と抗菌剤が滅菌、抗菌効果を発揮し、細菌やカビの繁殖による二次臭気を防止 黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、大腸菌、MRSAでの抗菌効果を確認済(JIS L1902法)
・使用対象:クルマ、冷蔵庫、ペット、お部屋、子供部屋、家具、収納庫、店舗、医療施設など。(居室1坪当り1袋使用を推奨)
*株式会社ネオテック 

04/Jan/11

エコ健康塗装

<断熱塗料を開発、光触媒塗料と併用したパッケージサービス「エコ健康ハウス」>
コンクリート2次製品製造のエコインテック(西原町、浜門稔社長)は27日までに、断熱塗料「エコセラコート」を開発した。研究開発系企業のJCL(神奈川)が開発した大気浄化や抗菌効果、脱臭効果がある塗料「EIコート」と併用し、建造物に塗布するパッケージサービス「エコ健康ハウス」を12月6日に商標登録した。浜門社長は「冷房社会からの脱却や健康につながり、沖縄の住環境に適している」と説明し、本格営業を始めている。エコセラコートは太陽光や雨などの厳しい環境下でも変質しづらい無機質性のアクリルシリコン樹脂を使っている。EIコートは4種の基礎材料を利用。太陽光や蛍光灯に反応し、空気中のアンモニアなどを分解する光触媒機能と、暗所でも抗菌・防カビを発揮する無光性触媒機能を併せ持つ。価格はエコセラコートが1平方メートル当たり約800円。EIコートは同325円(室内用)。エコインテックは将来的に、EIコートの製造をJCLから受託し、県内・アジア向けに販売することも検討している。県の「ものづくり基盤高度化支援事業」の助成を受け、琉球大学や県内企業と共同で県産塗料攪拌機も開発中で、年度内の完成を目指している。
*エコインテック/琉球新聞 

27/Dec/10

脱臭シート

<東大が開発の臭い成分を光触媒で分解する脱臭シート発売・蛇腹状不織布と透明フィルム間にTiO2>
新日本空調は光触媒技術を利用したすだれ式脱臭シートを2011年3月に発売する。エコグローバル研究所(東京都)と東京大学先端科学技術研究センターの橋本和仁教授の研究室が共同開発した製品で、新日本空調は脱臭効果を検証し、適用性を確認したため販売に乗り出す。排せつや加齢が原因で発生する臭いに悩まされている介護施設や病院などでの利用を見込む。詳細は今後詰めるが、発売後3年間で計3億円の売り上げを目指す。製造はエコグローバル研究所が請け負う。段ボールのように蛇腹状に加工した不織布と透明フィルムを張り合わせた構造を採用。不織布とフィルムの間には、酸化チタン、吸着剤の活性炭、シリカゲルを詰めている。アンモニアなど臭いの原因物質を吸着し、酸化チタンの光触媒機能で分解するため、約2年間継続して使用することができる。
*新日本空調/日刊工業新聞記事 

20/Dec/10

水質浄化
人工軽石

<廃ガラス瓶を原料とする人工軽石に光触媒機能を持たせる塗布技術開発・水質浄化機能を強化>
アート科学(茨城県東海村)は、廃ガラス瓶を原料とする人工軽石「スーパーソル」に光触媒機能を持たせる塗布技術を確立した。独自の光触媒塗布技術を応用し、スーパーソルの水質浄化機能を引き上げた。多孔質で軽量な特徴をいかし、河川に流れ込む水路や水処理施設などへの導入に向けた用途開拓を進める。今後、軽石内部にバクテリアを繁殖させ、さらに高効率・高性能に水質浄化できる機能を開発していく。確立したのはアルカリ成分を持つスーパーソルと光触媒の活性物質、酸化チタンが反応して、チタン酸アルカリになるのを防ぐ技術。チタン酸アルカリになると光触媒作用が起こらなくなる。同社は塗布技術として二つの方法を確立した。表面を酸化ケイ素で覆いってから酸化チタンを塗布する方法と、酸化ケイ素を塗布せずに低温度の酸化チタンを塗布する方法だ。現状の機能は同程度。
*アート科学/12/17/2010日刊工業新聞

13/Dec/10

ウィルス対策高機能繊維

<多機能も肌触り維持する可視光応答型光触媒V-CATを用いた高機能繊維、新型インフルエンザ予防衣服に>
衣服に染み付いた汗やたばこの臭いを抑え、汚れや雑菌も防ぐ−。紫外線はもとより、蛍光灯などの可視光を浴びるとさまざまな機能を発揮する光触媒「V−CAT」を用い、生活や仕事に役立つ高機能繊維が開発された。開発したのは繊維関係メーカーなど9社で構成する「V−CATファミリー」と中部大学。9社はV−CATを開発した豊田中央研究所と豊田通商、豊通ユニファッション、東海染工、小松精練、艶金興業、日本毛織、倉敷繊維加工、日清紡ホールディングス。製品化に向けた研究は2003年に始まった。各社は豊田中研からV−CATの粉末を受け取り、繊維への付着実験を重ねたが、最初は「繊維の色が変わってしまった」「洗濯で粉末が落ちてしまう」と失敗の連続。粉末をどの程度の大きさにするか、接合剤に何を用いるかなど微妙な調整が求められた。消臭などの機能は取り入れつつ、肌触りやデザイン性を維持することにも腐心。繊維の種類によって付着の条件も変わるため、製品化までに3年かかったケースもあった。用途は徐々に広がり工場や介護施設、コンビニなどの制服にも採用。中部大が今年、ウイルスを不活性化させる機能を確認、新型インフルエンザ予防という魅力も加わった。
*V-CATファミリー・中部大学/中日新聞 

29/Nov/10

空気清浄機

<医療,研究施設向け複数のVOCガスを同時処理できる光触媒空気清浄装置・施設に応じカスタマイズ可能>
五洋建設は、医療・研究施設などで発生する複数のVOCガスを1台で同時に処理できる「VOC除去空気清浄装置」を開発した。用途に応じて異なるフィルターを組み合わせることができるので、施設に適した装置にカスタマイズすることも可能。これまで対象としてきたホルムアルデヒド除去に加え、光触媒フィルターを利用した脱臭装置「パラレルビーム」を活用して、キシレン等のVOCも除去できる装置とした。同装置は、複数の着脱式ユニットで構成しており、キシレン、トルエンなどのガスについては紫外線照射による光触媒機能を活用し、ホルムアルデヒド(ホルマリン)については、分解効率の高い金属系触媒フィルターによって安全に分解し、無害化でき、また脱臭機能も搭載しており、アンモニアなどの脱臭も可能。処理性能は、同社の技術研究所にある試験施設にて検証しており、ホルムアルデヒドの場合、常時3ppm発生している室内(鼻や喉に刺激が加わる状況)において当装置を稼働すると、管理基準値の0.1ppm以下に維持することを確認。また、現在は医療機関の研究施設にて、実稼働実験を進めており複数のVOCガス除去の効果検証を進めている。
医療施設や研究施設などでは、使用する薬品類からホルムアルデヒドなど複数のVOCガスが発生し、作業者の健康被害が懸念されている。厚生労働省では、これらがもたらす健康障害防止対策を強化するため、「労働安全衛生法」や「特定化学物質障害予防規則」などの法改正を実施しており、事業者に対して曝露防止措置を強く求めている。
*五洋建設

22/Nov/10

ガラス防汚
コーティング

<博多駅ビルは窓掃除不要 佐賀の企業の光触媒採用>
光触媒関連商品開発・販売の「ティオシステムズ」(佐賀市、田中陽一社長)は、2011年3月完成予定のJR博多駅ビルの窓に光触媒加工する。窓ガラス約4千平方メートルに酸化チタンコーティング剤を吹き付け、排気ガスを分解する「掃除不要の窓」に仕上げる。佐賀で生まれた独自技術を九州の玄関口でアピールする。使用するのは、県有特許の酸化チタン剤をもとに独自開発した「ティオスカイコート」。太陽光の紫外線で酸化作用を起こし、排気ガスの窒素酸化物や雑菌を分解する。施工期間は15日から12月まで。ガラスを研磨して目に見えない汚れや傷を取り、コーティング剤を7度吹き付ける。これまで首都圏の百貨店、公共施設、再開発ビルなど4千カ所に施工してきた。
*ティオシステムズ 

08/Nov/10

上水処理装置

<宇部市浄水場でパラジウム担持光触媒搭載繊維を用いた水処理装置の上水道実証実験>
宇部興産は、水道技術研究センターと連携し、光触媒繊維を用いた水処理装置「アクアソリューション」の上水道分野での実証実験を開始した。宇部市(山口県)の協力を得て、同市の浄水場に同装置を設置。水道水の処理プロセスに組み込み、来年8月まで試験を続ける。将来の上水道分野への参入・展開を視野に、データを収集していく。実証試験は今年8月にスタート。パラジウムを担持することで能力を高めた光触媒繊維を搭載したタイプで試験をしている。1時間に数トンの水が処理できる。1年間の運転を通じて、同装置の長期安定運用が可能かを実地で検証する。アクアソリューションを用いると、悪臭や味の悪さにつながる微生物や物質を効率よく分解し、水中の不純物を大幅に減らすことができる。そのため、水道水の高度浄化に役立つとみられる。
*宇部興産/[化学工業日報

01/Nov/10

空気清浄機

<空気浄化脱臭機、新シリーズ2種・特殊フィルタ搭載のHCOH分解用と大容量活性炭フィルタ搭載のアンモニア分解用>
健康・環境関連メーカーのカールテクノ(東京都葛飾区)は、光に反応して脱臭などの効果がある光触媒を使った空気浄化脱臭機の新シリーズの販売を始めた。アンモニアなどの悪臭を素早く強力に脱臭する「7000K」と、有害物質のホルムアルデヒドを除去する「7000S」の2機種を投入した。7000Sはホルムアルデヒド分解吸収浄化に特化した医療機関、研究機関向け空気清浄機。ホルムアルデヒドを化学吸着・分解する「セピオフィルタ」と「光触媒」で、室内のホルムアルデヒド濃度抑制に優れた効果を発揮する。セピオフィルタはホルムアルデヒド(HCHO)を化学吸着・分解するハニカム構造のフィルタであり、二酸化マンガンを主成分とする触媒フィルタで、ホルムアルデヒドを常温でH2OとCO2に分解する。価格は12万6000円で、初年度1000台の販売目標を掲げている。7000Kは「大容量活性炭フィルタ」+「光触媒」のダブルの効果で、アンモニアなどのいやなニオイを強力に脱臭する、商業施設、福祉施設、ペット施設向け空気清浄機。質量:約720g、総面積:約776,000uの大容量活性炭フィルタを搭載しており、活性炭フィルタの総面積は、東京ドームの面積約16個分に相当し、アンモニア、有機溶剤、食品などのニオイ成分を強力に脱臭し、さらに、活性炭フィルタ後方部に紫外線殺菌灯と光触媒活性炭ハニカムを搭載。光触媒作用により残ったニオイも分解除去する。価格は8万9250円で、初年度1000台の販売を目指す。 
* カールテクノ株式会社 

25/Oct/10

エアコン

<光触媒チタンアパタイトフィルターで捕集し光速ストリーマを照射で浮遊ウイルスを1時間で99.9%抑制>
ダイキン工業は、ルームエアコン「うるるとさらら」の2011年モデルとして、「うるるとさらら Rシリーズ」を発表。11月19日から順次発売。同社独自の無給水加湿による「湿度コントロール」や、部屋の隅々までスピーディに快適な空気を届ける「4方気流」に加えて、新たに「光速ストリーマ」を搭載。3つの同社オンリーワンテクノロジーによって、空調の快適4要素である「温度」「湿度」「気流」「空気清浄」をより高いレベルで実現できるとしている。部屋に浮遊するウイルス、カビ菌、細菌を光触媒チタンアパタイトフィルターで捕集し、光速ストリーマを照射することでウイルスを1時間で99.9%抑制。上下左右から吹き出す4方気流により、部屋隅での浮遊カビ菌残存率を約2分の1に低減するという。また、光速ストリーマで作る除菌水により、熱交換器やファンなどのエアコン内部のニオイの原因菌を除去できるという。同社のコンタクトセンターへの問い合わせを分析すると、異臭が気になるという声が多く、年々件数が増加している。部屋の空気清浄だけでなく、エアコン内部の脱臭に対するニーズが高い。その臭いの発生源であるカビや菌の除去は、光速ストリーマ技術で解決できる。エアコンの内部をきれいにするするのは最後に残された課題。内部をきれいにすれば、空気もきれいになるとしている。また、奈良女子大学との共同研究において、ニオイの原因菌を特定し、内部くん蒸、除菌水洗浄によって、この原因菌を分解、除去する。
*ダイキン工業 

25/Oct/10

グリーン購入大賞

<グリーン購入大賞経済産業大臣賞に大気中汚染物質(NOx)を無害な物質(硝酸イオン)に浄化するTOTOハイドロテクト技術>
環境負荷の少ない商品を選んで積極的に購入する「グリーン購入」。その実践や普及で優れた取り組みを行う団体を表彰する「第12回グリーン購入大賞」(グリーン購入ネットワーク主催、毎日新聞社など後援)の受賞者が決まった。環境大臣賞に選ばれたのは兵庫県の「たじま農業協同組合」。農薬や化学肥料を極力使わない稲作で、生態系を回復。自然界では絶滅したコウノトリの自然繁殖に貢献したことが評価された。経済産業大臣賞には住宅設備機器メーカー「TOTO」が選ばれた。ハイドロテクトタイル・建材・塗料・コーティング材は大気汚染の原因となる窒素酸化物を浄化する独自の光触媒技術を応用した製品が、国内外で普及していることが評価された。他の受賞団体は以下の通り。
【大賞】キヤノンマーケティングジャパン、池内タオル、富士通
【優秀賞】日本電気、サラヤ、シャープ、UCC上島珈琲
【審査員特別賞】旭有機材工業、伊藤園、パイオニア
【審査員奨励賞】済生会八幡総合病院環境管理委員会、びわ湖放送、フェリス女学院大
TOTO / 毎日新聞   

18/Oct/10

光触媒舗装

<国内初 自動車排出ガス中VOCを除去、NOx処理能力を50%向上した光触媒舗装技術を開発>
フジタと太平洋セメント、フジタ道路の3社は、産業技術総合研究所(産総研)と共同で、自動車排出ガス中の揮発性有機化合物(VOC)を吸着・分解する機能を付加した光触媒舗装工法「フォトロード工法クリーンOX(オキシダント)」を開発した。従来のフォトロード工法に比べると窒素酸化物(NOx)の処理能力も50%アップ、クリーンな太陽光エネルギーで大気を浄化できる舗装システムとして自治体や物流会社に売り込み、5年後には年間10万平方メートルの施工実績を目指す。今回開発した新工法のベースとなったフォトロード工法は、フジタと太平洋セメント、フジタ道路、石原産業の4社が99年に開発した光触媒舗装工法。セメント系の光触媒舗装により自動車排ガス中のNOxを除去する舗装工法として、これまでに2万8000平方メートルの施工実績がある。新工法は、セメント系光触媒舗装に無機吸着材(ゼオライト)を添加、光触媒との相乗効果でVOCを除去できるようにした。フジタによると、道路沿道のVOCを舗装表面で処理する国内初の技術だという。フジタらの試算では、東京都内都心部のすべての道路面(201平方キロメートル)にこの工法を採用した場合、都内で自動車から排出されるVOCの20%に相当する年間5500トン(アセトアルデヒド換算値)のVOCを平均的に処理できる。1日当たりのNOx処理量を都心の道路でシミュレーションすると、1車線当たり乗用車(ガソリン車、走行速度時速60キロメートル)1200台から発生するNOx発生量を処理できると試算している。フジタらは、自然エネルギーで大気浄化が可能な上、メンテナンスフリーであることなどの特長を生かし、今後、各社は、都市部の道路や民間施設内の外構道路等への適用を目指し、国や自治体をはじめ、大型の工場・物流施設・商業施設等への本工法の提案を行う。一般車道や耐重加重車道、歩道などに用いる排水(透水)性舗装、半たわみ性舗装、保水性舗装に適用可能で、車道ならば施工後6時間、歩道であれば30分程度で通行ができるという。歩道や駐車場などをターゲットとした遮熱性フォトロード工法と併せて市場の掘り起こしを本格化させる。また、太陽光や雨水により大気を浄化するためランニングコストがかからず、特別な管理やメンテナンスも不要。近年、全国で測定される光化学オキシダント(Ox)の濃度は1%/年の割合で増加している。しかし、国内のNOxとVOCの大気中の濃度は発生源規制等によって年々減っていることから、大陸からの影響も指摘されている。一方で、大都市の道路沿道は、交通量の集中などでVOC高濃度地域が拡大している。
.*フジタ   

11/Oct/10

色素増感型
太陽電池

<色素増感型太陽電池,室内光限定の変換効率を30%超に・ナノポーラスTiO2構造で色素吸着量向上>
ロームは昨年に引き続き,室内用途に特化した色素増感型太陽電池を「CEATEC JAPAN 2010」に出展した。蛍光灯などの室内光(波長が400〜800nm)に最適化しているのが特徴である。テレビのリモコンやパソコンのマウス,室内で使うセンサ機器などへの適用を目指す。昨年の段階では,入力を室内光に限定した場合の変換効率は約20%だった。今回展示した色素増感型太陽電池では,同じ方法で測定した変換効率を30%以上に高めている。展示した4cm角の色素増感型太陽電池の出力は1〜2mWになるという。なお,入力を太陽光とした場合の変換効率は10%程度である。ロームは今回,直径が数十nmのTiO2に空孔を導入した「ナノポーラスTiO2構造」を最適化して色素の吸着量を増やしたり,リーク電流を抑えるためにデバイス構造を最適化したりして変換効率を高めた。
*ローム/日経BPサイト記事

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